その細胞をぶち殺す(そさぶ)

夢見る厨二じゃいられない

序章

2019年11月に受けた健康診断の結果は要経過観察のため華麗にスルー

(自分的には)何事もなく1年が過ぎ、

2020年12月末に受けた健康診断の乳腺エコー担当者の挙動が不審だった上、

「去年から今まで医者に診てもらっていないのか?」という不穏な質問を投げかけられたため

一気に不安が押し寄せ、診断結果を待たずにクリニックの予約を入れる

俺にしては珍しく機敏な行動であった

 

某オ●ゾ内クリニックにて予約1ヶ月待ちの果ての2月2日

不安の芽は早めに摘んでおくに限る♪とテンション爆ageで到着すると開口一番、

「健康診断の結果がまだ出ていないなら今日検査をするのは得策ではない、

同じ検査を2度繰り返すことになるので費用が無駄だ」と医者は云う

何故同じ検査?等、素人には医者が何を云っているか理解出来ず、

どうしても今日は検査をしてもらえないのか?⇔しない方が良い、と云う、

∞ループって怖くね?を繰り返したが進展が見られなかったため流石に折れる俺(洒落)、

無駄足の帰り道、東京駅でひとり、苛立ちを爆発させながら煙草を燻らすのであった

大人しく待っていたこの1ヶ月は何だったのか?初診料とは一体何だったのか?

明らかな腫瘍があるのですよ!?と死ぬほど喰い下がったけれどまるで通用しなかった

「健康診断の結果が要精密検査だったとして、何か気になるようなら再び来てもらってもOKですよ」

それでは遅いのではないか?考えても仕方が無いので怒り狂いながら大病院に予約する

紹介状も入手出来なかったがもう知らね~どうでもいい~何でもいいから早く身の潔白を証明したいと

逸る心を抑えきれずに次なるミッションは2月19日

人間は、一度無駄金を支払うと調子づいて支払い観念が緩くなるものである

 

そう云えば、12月は何処にあんのか腫瘍なんて?と思いながらセルフ触診したものだが

2月時点では既にすぐ見つけられる状態になっていたな

明らかに成長している.................スピード狂なのか...............

 

まだまだ暢気な2月19日の俺は、検査の日に配布と云う奇跡のタイミングでいただいた

要精密検査判定の健康診断結果用紙を握り締めながらマッドサイエンティストと初ご対面

先日の「万が一要精密検査だったらまた来れば?」のセリフが脳内を駆け巡り、

あいつにこの用紙郵送してやりてえな、などと考えていたが捕まるので思い留まる

出来れば、ほれみろという謎のドヤ顔の自撮りも添付したい

蠍座は根に持ちがち

 

エコーとマンモの検査が芳しくない結果に終わり、

違和感を怒涛に感じまくるデカめの腫瘍を良性もしくは石灰程度と信じながらも、

マッドサイエンティストから地獄の金八節を喰らう

要約すると「煙草を吸っている人間に個人の尊厳などひとつも無い」と云ったような説法であったが

恐れていた現実が音を立てて近付いてくるのを感じた俺は気もそぞろだったため、

肝心の先生の印象が「サイコパスマッドサイエンティスト金八」でしかなかった

それでもまだ蜘蛛の糸に縋りたい俺は、針生検なるものを受けるのだが

これがまあまあの曲者で、

腋の下の胸の横に麻酔をビッて打って、メスでジャッて切って、

音の大きい怒涛のスタンプ攻撃のような、針でひたすら細胞を抉る感じの作業を3回繰り返した

人の身体の上でDIYでもやってんのかなという音です

全然痛くなかったんだけど、心がもうそれどころじゃあないッ(JOJO)つうか

麻酔が切れてからの当時は幻想で痛く感じていたっつうか

寧ろ今現在までずっととても痛いっつうか(それは絶対別の痛み)

この日は派手に酒飲んで焼き鳥喰い散らかすという現実から目を背け放題な時間、

と思いきやただの日常をお送りしました

 

サイコパスマッドサイエンティスト金八の地獄の説法が割と気に入ったので

2月20日から禁煙してみることにした

というか既にまずい展開になっていると何となく己で確信していたのかもしれんね

旅の始まりはもう思い出せない気付いたら此処に居たっていう物語を始めます(しぇりる☆濃霧)

次なるミッションは3月1日